金城恵子 サポート:石川陽子

12月7日(土)open17:00 start19:00 charge¥3,500【民謡】

耳福尚歯(みみをふくらし、よわいをたっとぶ)

年の瀬ということで、もうすぐ皆んな一つ年をとりますので、若くみずみずしく、そして色気がある恵子の唄声に耳を澄ませ、年齢を重ねることを喜びましょう!

【金城恵子】1948年、 具志川市 (現うるま市) 塩屋の生まれである。 古典も民謡もこなす唄上手の父の影響を受けて育ち、小学校で最初に弾いた曲が悲恋の芝居挿入歌 「中城情話」というから驚く。 小学校5、6年の頃には三線で難しい芝居の地謡もこなすほどであった。
美容師になるため那覇へ出たものの、唄三線への思いやみがたく、 19歳の夏に大城志津子の門をたたいた。 当時は、本土復帰に向かう民謡全盛期、ステージでどんな客にも対応できる柔軟性と即応性は、まさにウマリウタサー(生まれながらの歌手) として民謡クラブの人気者となり、1971年 「想い」 (作詞作曲・川田松夫)でレコードデビューした。 女性の胸中の秘めた恋心を艶めかしく、 ステージから客席に下りてサビを一緒に歌うスタイルで大ヒットとなり、その後「あぬよーたいふー」 「わ一が判かゆん」「風車情話」のヒット曲で沖縄音楽に艶歌的ジャンルを確立させたといえる。
しかし、艶歌や情歌は彼女の一つの側面に過ぎない。 男性演者も舌を巻く早弾きの三線テクニックや太鼓の腕前、 そして勝気で心地よい品の悪さは、男女限らず民謡ファンの心をわし掴み
にするのである。